石綿事前調査者の能力向上と
講習制度の維持発展に寄与する
石綿事前調査者講習登録機関協議会について

2016年5月、総務省行政評価局は厚生労働省および環境省に対し、建築物解体工事における事前調査の徹底と、石綿含有建材を見逃さないための施策を講じるよう勧告を行いました。当時、事前調査における石綿の把握漏れにより、飛散・ばく露防止措置が講じられないまま建築物の解体工事が進められる事案が新聞等で度々報じられていたためです。

この勧告が大きな契機となり、2018年10月には厚生労働省・国土交通省・環境省の三省連名による告示により、建築物石綿含有建材調査者(事前調査者)制度が創設されました。現在でも事前調査における石綿の見落とし防止は、社会的関心の高い重要なテーマとなっています。

本協議会は、厚生労働省・国土交通省・環境省の要請と指導のもと、2024年4月に設立された唯一の団体です。石綿障害予防規則、大気汚染防止法の一部改正により解体等工事を行う場合、 必要な知識を有する者による事前調査が義務付けられています。

私たちは、事前調査を実施する調査者の能力向上、 そして講習制度の維持発展によって、石綿による健康被害を防ぐことを目的とした協議会です。

講習実施機関として、石綿のばく露・飛散防止の一助となるべく、 事前調査に必要とされる技術的な知見の確保・会員間共有等を含め、 充実した講習を提供できるよう推進いたします。

石綿事前調査者資格
定期講習のご案内

定期講習とは

厚生労働省からの要望(実地研修など※)を取り入れたプログラム 「定期講習」を実施します。
※プログラムの内容には特定建築物石綿含有建材調査者講習内容からも可能な範囲を一部抜粋しています。

令和5年10月より有資格者による石綿事前調査が義務化されました。 制度施行後も調査漏れや石綿ばく露事故、さらには剥離剤による死亡事故(いずれも事前調査・石綿作業主任者・化学物質管理に関わるもの)が発生しており、 「定期講習」の必要性が極めて高まっている状況です。

当協議会では『厚生労働省との協議のうえ』令和7年度内を目標に 『定期講習会を開始』いたします。

定期講習プログラムにおきましては、 調査方法に加え、安全対策の基礎知識やばく露防止策、 さらには近隣住民への説明を含むリスクコミュニケーションなど、 幅広い知識と対応力につながる情報を学んでいただける内容となります。

対象は、資格取得されたすべての方々であり、資格取得後、5年以内の方は速やかに「定期講習」受講をお願いします。

石綿被害を起こさない事前調査のためぜひご受講ください。

e-Govの事前調査結果報告システムの入力フォーム※に、令和8年より定期講習受講のチェック欄を設けるよう、当協議会から関係省庁に要請しています。
※事前調査の電子届け出

定期(更新)講習受講のおすすめ

受講料
(消費税込・テキスト代込)

44,000円 定期講習 1.5日間

※石綿事前調査者講習登録機関協議会は、厚生労働省主催による準備委員会で設立された協議会ですが 「任意団体」であるため営利活動をいたしません。そのために協議会は講習実施母体とはならず、 技術部会が認定した講習機関で講習会を管理・実施いたします。

受講対象者

一般建築物石綿含有建材調査者または一戸建て等石綿含有建材調査者を取得された方(修了証をお持ちの方)

※協議会加盟団体以外で受講された方も受講可能です。

開催予定 会場

講習日時 会場名 受付状況
2026年4月23日(木) 2026年4月24日(金)AM ジーニス大阪 ウエスト棟 1F セミナールーム 満席
2026年6月11日(木) 2026年6月12日(金)AM 一般社団法人 日本ボイラ協会 本部(東京) 申込フォームへ

4月大阪、6月東京以外にも以下エリアにて「定期講習」を開催します。
各開催予定エリアについて2月下旬から順次開催日程を設定し、受付を開始します。
○札幌 函館 旭川
○青森 秋田 宮城
○新潟 長野 愛知
○東京 神奈川
○大阪 
○岡山 広島
○愛媛
○福岡 大分 熊本 長崎
○沖縄
また、行政機関からのご要望や、団体による開催希望がございましたら、その都度柔軟に対応いたします。

時間割

厚生労働省からの要望(実地研修など※)を取り入れたプログラム
厚生労働省からの要望(実地研修など※)を取り入れたプログラム

「定期講習」プログラム(全10時間)

1日目

時間 内容
09:00~11:30 講習時間:2時間30分(ガイダンス+休憩10分含む)
11:30~12:20 お昼休憩
12:20~17:20 講習時間:5時間(ガイダンス+休憩40分《10分×4回》含む)

2日目

時間 内容
09:00~11:30 講習時間:2時間30分(ガイダンス+休憩10分含む)

講習内容

時間 内容
45分程度 自己チェック:建材のレベル判断、ばく露防止対策や法令理解度チェック
45分程度 建材実地研修:建材サンプルを見て・触って、さらにOJTにて講師からの説明や受講者の質問に応え、理解を深める
60分程度 書面調査と現地目視調査の留意点
90分程度 建材ごとの調査方法の留意点
45分程度 リスクコミュニケーションの重要性
45分程度 事故事例・違反事例
60分程度 工作物における資格制度とその適応範囲 一般建築物石綿含有建材調査者でも良いとされる適用範囲での留意事項
90分程度 分析マニュアルに基づく留意事項
90分程度 更新試験:建材のレベル判断、ばく露防止対策や法令理解度チェック
30分程度 更新修了:採点及び修了証配布

正規に「助成金申請」できますのでご安心ください。

特別講演

プログラムに追加検討しています。
但し、特別講演については助成金対象外となります。

時間 内容
約30分~45分 自治体より大気汚染防止法に伴う事前調査の留意事項※条例上乗せ基準の徹底・違反事例など

助成金活用について

協議会「定期講習」では厚生労働省の人材開発支援助成金の活用を推進しています。

中小企業の場合

受講料:
税別40,000円の場合

経費助成(45%):
18,000円

賃金助成(800円×10時間):
8,000円

助成金合計:
1名につき26,000円程度

※当制度での中小企業の定義は「社員300名以下、又は、資本金3億円以下の企業」となります。

大企業の場合

助成金合計:
1名につき16,000円程度